歩くと床がへこむから抜けないか心配だし見てくれない?
との事だったので今回は玄関・廊下周辺のリフォーム工事です。
この柄の床板は昔流行った物で多くの住宅に使用されていました。
ただ、年数が経ち床板自体の接着剤が切れてきたり根太と呼ばれる下地と下地の間がへこんできたりで改修の時期を迎えています。
このまま新しいフロア板を貼ってもいいのですが、点検・補強を含め床下に入ります。
階段の前や部屋の出入り口付近は歩く機会も多いので既存の根太との間にもう一本根太を差し込み補強します。
補強が終わったら切った場所を塞ぎ、既存の床板を確実に固定するために釘を打っていきます。
これで下準備完了!
新しく上り框とフロア板を貼っていきます。
ここで余談ですが、
フロア板は303mm×1818mm
みたいに長細いものが多く、本来は長い方を廊下の長い距離に合わせて貼っていきますが
これは溝が長く通っていると廊下が広く(奥行がある)ように見えるためです。
ですが、ここの場合根太の向きがそうなっていないため、お客様に説明のうえで本来の向きではない貼り方で施工しました。
耐久年数や劣化が早くなるといったデメリット等はありません。あくまで見た目や錯覚の問題なので了承いただきました。
まずは上り框
最初の打ち合わせ時に下駄箱は動かさないでそのままやって
との事なのでこの状態で取り付けます。
框の両端が斜めだったり丸くなってたりするとかなり手間というか難しくなってしまいます。
慎重に寸法をとっていき少しずつ削り合わせて取り付けます。
次はフローリング
今回はフロアの周りは見切り材を使用。
既存の巾木がかなり凸凹してたのでかんな等で削って合わせる事が出来ないと判断しました。
玄関側から奥の廊下までどんどん貼り進め完成!
フロア板を上から重ねて貼る場合、使用する材料にもよりますが廊下と部屋の段差が9mm~15mm程度解消します。
バリアフリーの観点からも床工事・フローリング工事は有効かと思います。
Facebookの方には工事前と工事後の短い動画を載せていますのでよろしければそちらもご覧になってください。
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