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和室(畳からフローリング)工事


十数年前から玄関近くに和室を設置する住宅をよく見かけるようになりました。

今回はその和室の床をフロア床に変更する工事です。

 

畳は

 

湿気を調整してくれる

踏んでもひんやりしにくい

 

等メリットもたくさんあり近年では見直されているものですが、好みや趣味は人それぞれですしお掃除のしやすさなども含め工事をする事に。

 

畳を撤去してスタートです!

 

ちなみに今の畳は半分発泡スチロールになってる物も多く、その畳だと昔ほど重くありません。

下地は問題なし!
下地は問題なし!

畳は6cmの厚みでした。なのでそれと同じように高さを調整していきます。

 

根太(下地)

 

合板(下地)

 

フロア材(仕上げ)

 

これらの合計厚みを現在の敷居や他の部屋と同じにします。

 

まずは根太

接着材も併用してビス留めしていきます。

 

 

根太(下地)入れ
全部の箇所に塗布していきます。

先ほども書きましたがフロア材は畳と違い足で踏むと冬場はひんやりします。お客様のご要望もありそこまで劇的に変わりませんがスタイロフォーム(断熱材)も施工する事にしました。

スタイロフォーム(断熱材)入れ
隙間が無いように・・・

次は合板!

捨て貼りとも呼ばれる下地です。一応ですがフロア材と合板の接手が一緒にならないように調整してビス止めしていきます。

 

それと合板同士ピッタリくっつけずに少し離して止めています。これは

 

音鳴り

湿気の関係

 

など言われています。昔から現場関係の方から聞いていますが結構みんな違う事を仰られていて・・・

 

ですが離した方が良いというのは共通しているので施工の際は気を付けています。

合板(下地)貼り
継手をずらしてくっつけずに・・
ペタッ!
ペタッ!

この時点で合板上端から敷居まで13ミリ程度。もう少し下げたかったのですが今回は高さが同じ程度にしました。


最後はフロア材!

 

明るい色が良いとのことで白木・白っぽい床材を使用。

これはボンドと釘を併用して貼っていきます。天然材なので貼る前にざっと色合わせをしておくと良いですね。

フロア材を貼っていきます
最初と最後のフロア材が均等になるようにカット
上手い事継手がずれていますね
上手い事継手がずれていますね

最後まで貼って完成です!

 

畳にもフローリングにも多少なりともメリット・デメリットがあります。一概にどちらとは言えませんが生活スタイルや周辺との兼ね合いなどで考えてみるのも良いかと思います。

畳からフローリング完成